土曜日, 11月 04, 2006

日刊スポーツ 2006.11.04

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獅童が女形、浮気に激怒する妻役

 妻の女優竹内結子(26)から離婚を迫られている歌舞伎俳優中村獅童(34)が来年1月の「新春浅草歌舞伎」(2~26日、東京・浅草公会堂)で浮気をした夫を懲らしめる奥方を演じることが3日、分かった。

 獅童が珍しい女形で奥方役となるのは昼の部「身替座禅(みがわりざぜん)」。右京(中村勘太郎)は愛人花子に会いたいが、しっと深い奥方玉の井 (獅童)が片時も離れない。そのため、持仏堂にこもると偽り家来の太郎冠者(中村七之助)を身代わりに出掛ける。しかし、玉の井にばれてしまい、花子との 逢瀬(おうせ)でいい気持ちで帰ってきた右京は、激怒した玉の井に追いかけ回されるというもの。

 この配役は先月までには決まっていた。獅童の酒気帯び運転時の同乗者が女優岡本綾(23)だったこと、さらに舞台共演した女優高岡早紀(33)とのデートが発覚するなど、女性問題が竹内が離婚を決意した一因とされるが、今回は実生活とは真逆の浮気される役柄となる。

 ドラマの収録のため中国・上海に滞在中の獅童は、死に神の声で出演したこの日公開の映画「デスノート the Last name」の舞台あいさ つは欠席した。今後も立て続けに仕事が入っているが、離婚騒動で見直される動きも出てきた。帰国後、15日にクリント・イーストウッド監督の新作映画「硫 黄島からの手紙」(12月9日公開)のワールドプレミア、翌16日に会見が予定される。その後組まれている同映画のキャンペーンも含めいずれも参加予定だ が、配給のワーナー・ブラザースは「プレミア、会見を含め、今後のことは再度、所属事務所と話し合い、週明けにも決定します」と話した。

 プレミアはイーストウッド監督、主演の渡辺謙ら出演者のほか、政府要人も多数招待している。「番外」での騒動が影響を及ぼすようなら、獅童の出席が見送られることもある。

[2006年11月4日7時28分 紙面から]

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